木の家を建てる設計事務所

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ブログ記事 [ 現場から ] 一覧

ヒバ浴槽取り替え

1994年ですから、19年前に竣工した当時の浴室の写真です。前事務所(連合設計社市谷建築事務所)時代に担当した世田谷の物件です。それまでの人生で木の風呂の家にしか住んだことがないので、やはり木の浴槽に、、、という建主さんのご要望で採用したのがこのヒバ浴槽でした。町の風呂桶屋さんがつくる桧風呂とは違い、テクニカルな下処理が施された浴槽です。材はカナダ産米ヒバの柾目材。これに人工乾燥をかけ、三層に貼り...[続き]

追い込み工事中!

向陽町の家が、今月末の完了検査に向け、追い込み工事中です。国の「地域型ブランド化事業」の採択を受けた建物で、補助金をいただく関係上、今月中の竣工が必須です。大工棟梁の自邸のため、何かと工事が後回しになってしまい、間に合うかとハラハラさせられましたが、何とか出来上がりそうです。工事が始まると、棟梁自身ああもしたい、こうもしたいとの箇所が出てきて、仕事量が増えたのも、遅れ気味となった一因かも。最後は棟...[続き]

構造&断熱見学会 向陽町の家

呼吸する、健康な木の家 構造見学会4月に着工した向陽町の家。床板張りを終え、セルロースファイバー断熱の施工も進み、見学会を催すことになりました。このタイミングでしか見られない箇所もありますので、多くの方のご参加をお待ちしております。 ●日時:2016年7月30日(土)13:00~15:00*午前または3時以降がご都合よろしい方はお申し出ください。●場所:埼玉県所沢市  最寄り駅:西武新宿線・新所沢...[続き]

テントの下の地鎮祭

いよいよ着工の石神井公園の小さな家。まずは恒例、地鎮祭からスタートです。しかし昨日は朝からあいにくの雨。雨足は強まったり弱まったりしながらなかなか止みません。そろそろ出かけようかと思っていたところに、先に現場に行ってくれている工務店さんから「大変だ!」の電話が。うっかりしていましたが、この時期は植物の成長期。草ぼうぼうで、祭壇が作れる状態ではないとのこと。とはいえ、1時間後に我々が駆け付けた時には...[続き]

古家解体に伴う、もろもろの事

建て替えとなる杉並の家。既存家屋の解体が概ね終わりました。築年ははっきりしませんが、既に100年に近いのでは...というのが建て主さんの言。残し改修することは選択せず、周囲からは惜しまれながらも取り壊しました。家屋の解体は滞りなく終わったものの、付属的な部分でいくつか想定外のことが発生。★井戸の話長年使用してきた井戸も、今回の解体で埋めてしまうことになりました。で、職人さんが、ポンプを外して掘り始...[続き]

斜め張りの水平構面

斜め張り?水平構面? 何のことかと思われる方もいらっしゃるかと。「建物の耐震・耐風」と言えば、壁に配置する筋違や耐震パネルが浮かびます。実は、床面も重要な耐震要素なのですが、あまり知られていません。垂直の耐震要素である壁に対し、床や屋根などで担う耐震要素を、水平構面と呼びます。揺れの力が加わった時に、建物が傾こうする力に対し、変形しないよう耐震壁が踏ん張り抗いますが、同じように屋根面や床面もひし...[続き]

向陽町の家 上棟

5月3日憲法記念日。今年は、これまで以上に改憲の声が聞こえるようです。ちゃんと勉強し、注目し続けたいと思います。向陽町の家、無事上棟です!どっしりとボリューミー、貫禄ある木組みの家です。3尺間隔の登り梁を落とし込み。これで上棟作業は終了です。埼玉県ときがわの杉材を主に用い、手刻みならではの、伝統的継手仕口を駆使し組まれています。見事な甲乙梁!力強さが見て取れます。プレカットの躯体では、2階床梁の天...[続き]

1年目 定期点検

小平T邸、完成から一年が経過しました。施工の笹森工務店さんとともに、初めての定期点検に伺いました。一年時のチェックポイントは、以下の点。建て主さんに伺いながら、不具合がないか見て回ります。①敷地・外構→地盤の陥没、傾斜②構造躯体→基礎の亀裂、沈下、土台の湿気③外部開口→建て付け不良④室内内装→床・壁・天井表面の、汚れ・疵・隙間など⑤内部建具→建て付け不良⑥設備→作動不良・水漏れ大きな不具合はもちろ...[続き]

向陽町の家 工事スタート

長~い設計期間を経て、T大工さんの家、ついに着工しました。2世帯住居にコンパクトな事務室・応接室をプラスした、アトリエ・ヌックにとっては大きめの住宅です。基礎の配筋を終え、今日は瑕疵担保保険の1回目検査でした。 この家は長期優良住宅の認定こそ受けていませんが、構造的には同等以上。基礎の地中梁も手厚く配置しました。現場を後にし、構造材の刻みを行っている作業場へ移動。刻みを前に、T大工が製作した軸組模...[続き]

完成見学会 木づくりの、賃貸併用タウンハウス

板橋区で工事を進めておりました木の家が、いよいよ完成します。完成見学会を催しますので、ぜひお運びください。日時:7月11日(土) 10:00~16:00所在:東京都板橋区 地下鉄都営三田線「本蓮沼」駅より5分ほど(詳細はお申し込み後、ご案内いたします)申し込み:k.nook@bf7.so-net.ne.jp または 090-3909-7468(勝見)お名前、メールアドレス、お電話番号 をお知らせく...[続き]

たくさんの方に来ていただきました

Hさんの家(tokorozawa)が竣工し、昨日の見学会ではたくさんの方に来場いただきました。遠方からお運びいただいた方も多く、お礼申し上げます!この家の面積は22.96坪と、とてもコンパクト。それでもご家族4人が少しでも広々とすっきりと暮らせるよう、さまざまな工夫を行っています。 「そんなに小さな家には見えない!」「気持ちよくて、楽しい家」「隅々まで、よく考えてあるわね~」「無垢の木がとてもいい...[続き]

Hさんの家@tokorozawa

施工中の所沢の家、木工事がどんどん進んでいます。建て込んだ街区のため、冬至の前後は隣家の影から免れず、日射の乏しい状態が一月ほど続きました。それから2か月が過ぎ、今では太陽高度はかなり高くなり、隣家の屋根を超えてしっかりと窓に届くようになっています。午後1時半頃吹抜け上の窓から、燦々と陽が。足場にしているベニヤ板をどけると、1階の居間にたっぷりと陽が届きます。ちなみに南西向きのこの窓。夏は窓外のす...[続き]

完成引き渡し

昨年7月半ばに工事を開始した小平の家が完成しました。先週の、建主さん立ち合いによる竣工検査で挙がった是正箇所や追加工事の諸々が、終了していることを皆で確認して回った後、引き渡しが行われました。 完成引き渡しは、工務店さんが建主さんに建物を引き渡す旨が書かれた書類に両者が捺印し、全ての出入口の鍵を建主さんに渡すことがメインのやり取りです。引渡証建主さんが受け取る分と工務店控えの2通を作り、記名捺印で...[続き]

建物調査でわかること

神奈川県藤沢市。私にとってはめったに足を向けることのない場所ですが、声がかかり出かけてきました。ウェットスーツにサーフボードを抱えた人が歩く風景は、埼玉では見られません(笑)。用向きは建物の調査。建て替えや改修のため解体される建物の傷み具合を、解体の前後を調べて記録するというお仕事です。4年をかけて100件の事例を調査するプロジェクトで、最終年の今年度は30件をこなすとのこと。 私が参加したのは、...[続き]

完了検査

小平の家、建物工事が終わり、完了検査を受けました。 「完了検査」とは、建築基準法で義務化された建物検査で、地方自治体や指定検査機関の検査員が現場にやって来て行います。検査員さんは、敷地境界からの建物離れ、建物の形状、高さ、間取りをざっと見て、細かな点では、火災報知機の設置や、防火制限の内装、24時間換気扇、吸気口の位置などを見ていきます。仕上げに隠れてしまった構造体などの部分を、床下や天井裏を開け...[続き]

建主さんとショールーム

木工事がただいま進行中のHさんの家。二度目のショールームめぐりにご一緒しました。前回は、ユニットバスとトイレなど衛生陶器。今回は、キッチンと洗面台、タイルです。Hさんご夫妻と、近くに住むお嬢さんとそのまた小っちゃいお嬢さんも一緒です。青山のサンワカンパニー東京ショールームで、設計で提案していた洗面台を確認。バックの立ち上がり部分に水栓が付いており、水仕舞がよさそう。ボウル一体のカウンター材質の人工...[続き]

小平の家 先が見えてきた~

昨年の内に一旦大工さんが上がり、クロス屋さん、建具屋さんの仕事が続いていました。ようやく内部の紙貼りと建具建て込みが終わり。来週の完了検査に向け、スイッチ・コンセント・照明器具・換気扇設置、トイレ・洗面台の設置が始まります。 それにしても素晴らしく日当たりのよいこのお宅。セルロースファイバーのしっかり断熱と相まって、この時期、何の暖房無しでも2階はポカポカです!目の前には遊歩道の木々が。窓からの借...[続き]

小平の家

小平市の現場は大工造作(ぞうさく)工事が進行中。S棟梁がひとりコツコツ丁寧に仕事を進めて行ってくれています。この天井板はただのボードに見えて、実は吸放湿・断熱・臭い除去・防火の性能を併せ持つスグレモノ。ビス留めがこのまま露わしとなる仕上げです。なので、間隔や埋まり具合に細心の注意を払って打ち込んでいっています。棟梁バウビオ...[続き]
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