ゴールデンウィーク明けに着工した大田区のH邸。もうすぐ基礎工事を終え、来週には上棟を迎えます。 修正挽きを終えた構造材が揃ったとのことで、埼玉県都幾川町の「彩の森ときがわ協同組合」に行ってきました。低温・中温の人工乾燥を経た、杉の柱・梁、桧の土台です。 ↓杉の梁材を並べたところ 全ての材の、含水率とヤング係数(材の曲げ強度を推し量る数値)を測定し、特に数値の悪かった材は省いています。 ↓含水率計↓...[
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昨夏に竣工した建物の、補修工事を行いました。大工をはじめ多くの職人によって手造りされる木の家。技術と経験を生かし真面目に取り組みますが、なかなか100%完璧とはいかず、多くのお宅でちょっとした修繕工事が発生します。無垢の木は、大気の乾湿によって少なからず収縮と膨張があり、部材が接する部分に隙間ができたり、膨れて反ったりが起こります。基礎のコンクリートや土間などは時間をかけて固まる際に、表面に微細な...[
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追い込み中の所沢の家、2週間後に引き渡しです。今日はクロス屋さんが作業。糊を付けてから手早く貼らなければならない和紙クロス。慣れた職人さんで安心です。漆喰塗りも済んでいて、既に空気が清浄な感じ。後は戸や障子など建具が入ると、グッと住まいらしくなります。物持ちの建主さんの暮らしに合わせた収納計画をしていますが、それがあまり前面に出て来ないよう、さりげなく、すっきりとを目指して設計した家です。もう少し...[
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今週末3月3日(日)、所沢市にて、断熱&構造見学会を行います!次世代に引き継げる、長寿命な本物の木の家の秘訣とは?!それが見られれのは、大工工事が進められているこの時期だけです。私たちがつくる「木の家」は、構造材の柱や梁を始め、内外のあらゆる部材を無垢の木材を使って作っています。しかし、柱や床材など、住む人の目に触れる木材は実はそのほんの一部です。建物が出来上がった後は、殆どの木材は壁・天...[
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所沢M邸の工事が進んでいます。窓サッシも入り、床断熱も終わりました。断熱材は、いつものセルロースファイバー吹き込み断熱。新聞紙を粉砕してできた綿が、布の層に12cmの厚みでしっかり充填されています。 その上に張っている床下地板は杉の無垢板。合板が使われることが多い部分ですが、せっかくの調湿性の高い断熱層を活かすためには、無垢板がベストと考えます。腐朽にも強く、化学物質フリーです。軒天(軒の出を見上...[
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2019年の年が明け、はや12日。皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。昨日、所沢のMさん宅が上棟しました。ご夫婦お二人の、シニア生活を見据えたコンパクトなお住まいです。構造体はすべて埼玉県産木材。リビングの真ん中には大黒柱も。認定長期優良住宅で、耐震等級は2。下屋と2階床構面を連続させた耐震設計です。2階床と屋根構面に、ベニヤ板は用いず、杉の製材板を斜め張りして強度を高める「グリーンエア工...[
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完成したばかりの所沢の家で、気密測定の機会を得ました。建物を気密化するということは、隙間風や漏気の少ないつくりにするということです。 高断熱な住宅にとっては、以下の点から、ある程度の気密化は必須と考えています。●冷暖房の際、隙間風で効きが悪くなることを防ぐ●壁、床、屋根の断熱材の性能を保つ●壁体内結露を防ぐこの住まいでも採用しているセルロースファイバー断熱の施工会社、株式会社マツナガさんに測定を依...[
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4月28日(土)、見学会開催です! 暗かった家を、陽当たりの良い3世代住宅に建替えました。 構造用合板を使わない、呼吸する木の家です。 ●日時:2018年4月28日(土)10:00~15:00 ●場所:埼玉県所沢市 最寄り駅:西武新宿線航空公園駅より徒歩10分 *詳細はお申込後にご案内します。 ●申込み 4/27(金)までに住所、氏名、連絡先等を添えてお申込みください。 ㈱アトリエ...[
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「日本の木のいえ情報ナビ」は、国産材を使った住宅づくりに関する様々な情報を提供するポータルサイトで、林野庁の補助事業で開設された、信頼性の高いサイトです。http://www.nihon-kinoie.jp/index.htmlキャッチフレーズは、~ずっと住むなら、やっぱり日本の木の家~ そのサイトで、建築中の所沢の木の家の「構造見学会」をリポートいただきました。 モデルハウスとは一味違う見学会を...[
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1月中旬に着工したT邸、先日無事上棟しました。上棟のリポートはまた改めてということで、基礎工事に関してのことを書いておきたいと思います。施工監理者にとって、チェック項目の多いのが基礎工事です。ご存知のようにこの冬は低温&荒天の日が多く、温度に敏感なコンクリートに関しては、更なる注意が必要でした。監督さん共々、天気予報及びコンクリート配合計画書とにらめっこの基礎工事となりました。監督さん・職人さんの...[
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進行中の現場Oさんの家(tokorozawa)では、食卓を大工工事で造り付けます。Oさん家族の当初の要望は、独立した食堂は要らず、サッと作ってサッと食べられるカウンターがキッチンにあればよい、というものでした。が、打ち合わせが進むうち、やっぱり3世代が一度に食事することもたまにはあるだろうし、ママが夕飯を整えつつ子どもの宿題を見てやるには、カウンターより大きなテーブルが良さそう...となっていきま...[
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東北の震災から、来月11日で7年が経過します。そして原発が爆発し、放射性物質を広範囲に撒き散らしてからも、同じ年月が流れています。汚染された環境の、主だったところは除染が進んでいる(環境省/除染情報サイトhttp://josen.env.go.jp/#map_on)とのことですが、その取り除いた汚染土の行き場については、やっとこれから環境実験が行われるとのことですよね...。あの年、7月に完工した...[
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先日20日(土)の構造見学会、無事終えることができました。建て主さんご家族も立ち寄られ、にぎやかな1日となりました。冷え込む曇天の中、お越しいただいた方、ありがとうございました!その際に「構造見学会」の取材を受けました。国産の木での家づくりを応援するポータルサイト「日本の木の家情報ナビ」http://www.nihon-kinoie.jp/ がありまして、林野庁の補助事業で整備された、とっても真面...[
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年の瀬ぎりぎりでしたが、アトリエ・ヌック建築事務所の今年の仕事も無事区切りがつきました。年初から休む間もなく忙しかったものの、公私ともに充実した一年を過ごすことができました。現場に足繁く通ったなあと振り返ってみると、以下のような物件が動いていた一年でした。・筑波K邸の大規模改修の現場監理と引き渡し・杉並M邸の現場監理と引き渡し・練馬S邸の現場監理と引き渡し・武蔵野市H邸の大規模改修の現場監理と引き...[
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構造材検査を行ったことを先日のブログ(柱・梁全数検査)に書いたO邸、無事上棟しました!大工さん3名と鳶さん3名の6人体制を、レッカーさんがサポートしました。二世帯住宅で面積は38坪強。朝から始めて作業終了は午後5時。職人さんたち、思ったより時間がかかったようでした。 概ね建ったところで、垂直直し。あちらこちら丁寧に見て行きます。しかし時間がかかったのはこれが理由ではなく。通常の架構にはない登り梁(...[
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O邸、3週間後の上棟を前に、構造材の検査を行ってました。場所は、木材を供給いただく「彩の森ときがわ」の材木乾燥&集積施設です。測りやすいように、ユニックを使って材をずらりと並べておいてくれました。検査の目的は、材の「強度」「含水率(湿り具合い)」「節や割れの状況」を計測・確認することです。O邸は耐震等級2以上で設計しており、それを構造計算を行って確かめています。使用する杉材が、計算で想定した強度を...[
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先日、住宅の詳細調査を行いました。はじめの建築が昭和38年の平屋、その後47年と、平成15年に増築を行い、今は四十数坪の二階屋のボリュームの建物です。耐震補強をメインに、間取り変更・内外装刷新・設備入れ替えと、大規模な改修を希望されています。設計に当たり、特に躯体(基礎・土台・柱・梁・耐震要素)の詳細を把握する必要があるため、調査を提案させていただきました。続き間の座敷や広めの縁側など、風情ある佇...[
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武蔵野市の改修工事が竣工し、次に始まったのがこの三鷹市の改修です。外壁を張り直しているためそうは見えませんが、元は築53年を経た建物です。耐震補強、断熱化、1階は間取り変更を行います。武蔵野市物件より更に20年古いこの建物。脆弱な基礎の補強が肝心で、この後土台を残して床を取り去り、大がかりな基礎補強を行います。 2階内部は、この真壁の佇まいをそのまま残し化粧直しです。耐震壁設置や断熱補強は外から行...[
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土曜日曜の二日間で行ったオープンハウス。33名の方が来場され、皆さんに興味深く見学いただきました。耐震補強と合わせ技で、大胆な間取り変更を行った住まいでしたが、多くの方から「工夫が効いていて、考えつくされている」との感想をいただき、ホッと胸をなでおろしました。無垢の木と自然素材の多用、大工さんらの丁寧な仕事、効率的な家事の回遊動線、エアコン利用輻射冷暖房「エコウィン」、耐震補強と断熱改修手法、2階...[
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竣工まで数週間となった吉祥寺の大規模リノベの家。この終盤の時期、現場はさまざまな工種の職人さんが入れ替わり立ち代わり入り、目まぐるしく動いています。停滞なく、手戻りなく、効率よく進めるため、監督さんの手配の見せ所です。工事の順序がとても重要で、職人さんがかち合わないよう、またむやみに待たせないよう、材料の手配と併せ、とても気を使っているのがわかります。最近は手掛けていませんが、施主直営工事のマネー...[
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