木の家を建てる設計事務所
進行中の現場Oさんの家(tokorozawa)では、食卓を大工工事で造り付けます。
Oさん家族の当初の要望は、独立した食堂は要らず、サッと作ってサッと食べられるカウンターがキッチンにあればよい、というものでした。
が、打ち合わせが進むうち、やっぱり3世代が一度に食事することもたまにはあるだろうし、ママが夕飯を整えつつ子どもの宿題を見てやるには、カウンターより大きなテーブルが良さそう...となっていきました。
で、キッチンの流しキャビネットにくっつけて、大テーブルをしつらえることに。
こんな感じにしましょうか、とスケッチ↓
実行案では、天板の一方を丸柱にからめ、一方をキッチン前までカウンター状に伸ばし...と、
かなり大きめのテーブルとすることに。
今、作業場で大工さんがその制作に当たっています。
最大幅1.3m×2.1mの変形天板を、広幅板を接いで製作します。
Oさんが選んだ樹種は山桜。
花の色と同じ淡~いピンク味が差す美しい材です。
ただし非常に堅い木で、接ぐにも、反り止めを施すにも、加工は大変のはず。
経験豊かで腕の立つ、向井大工が取り組んでくれています。
とにかく出来上がりが楽しみ。
家の中でも、最高の見せ場のひとつになってくれるはず。
Oさんが選んだオークのシビルチェアも、よく合いそうです。
天板材は、何種かの広葉樹見本の中から選んでいただいたのですが、
当麻大工が、ただの板ではない、素敵なサンプルを作ってくれたのです!
ひとつひとつが引出しになっています。
上から、桧、栗、杉、楢。
そして側面は山桜、上端は栗、もう一方の側面は鬼胡桃。
ワクワクして、何だかいろいろと作ってもらいたくなるサンプルです。
半分だけ蜜蝋ワックス塗りを施してみようかな、と目論んでいるところです!
ホッと安らげる無垢の木の家、家事がしやすくストレスのない住まい、光と風を感じる空間、健康負荷の無い自然素材の家、セルロースファイバー断熱の呼吸する住まい、高耐震住宅の設計を得意としています。
『家づくり至高ガイド』&『住宅リフォーム至高ガイド』(エクスナレッジ刊)その他、住宅に関する執筆多数。
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