今年も味醂を仕込みました。数年前に建て主さんに教わったレシピで。炊いたもち米に米麹を混ぜて、焼酎を注ぎ、半年たてば出来上がります。味醂とは「甘いお酒」とのことで、もち米のデンプンが麹の酵素で分解され、様々な糖分が生成されるのだそうです。もち米に麹を混ぜ、焼酎をドボドボ。煮魚でも、野菜の煮つけでも、お肉のタレでも、味醂を加えると味がまろやかになり、煮崩れしにくく照りも出て、とてもよいです。糖分も体に...[
続き]
月に1回のペースで、参加しているストレッチ教室の日でした。場所は川島町の「リペアカフェいちじく」こんな長閑な土手沿いの道を通って向かいます。「バーオソル」という聞き慣れない名のストレッチで、座ったり横になった状態で行う、バレエのウォーミングアップメソッドから生まれた方法なのだそうです。体を柔軟にし、筋力をつけ、不均衡な体を矯正するのが目的で、原田あかね先生が指導してくれます。鼻から吸って~、口から...[
続き]
地震が起こり、あの大津波が東北の町々をのみこんでから8年が経過しました。復興がまだまだ半ばで、癒えない悲しみと共に、それでも前を向いて生きる方々の姿を、新聞やテレビが伝えています。事故後の原発現場では、作業員が30分と居られない高濃度汚染の場で、気の遠くなるほど遅々とした廃炉作業が続いていると言います。津波や地震ではない残酷な人災で、多くの人が他に代えがたい大切な故郷を、半永久的に失いました。 無...[
続き]
なるべく食卓に味噌汁を、と思っています。家族に野菜をコンスタントに摂ってもらうのに、味噌汁は最適です。その肝になる味噌。決まった入手先もなく、場当たり的に購入していたのですが、いつかは手作りしたいな~と思ってきました。結婚以来ずっと自家製味噌を使っているという建て主のYさんからお誘いがかかり、その念願が叶いました。この時期の、Yさん宅での味噌仕込み、今年で3年目になります。3人が集まっての作業に先...[
続き]
友人家具職人の大島有美子さんが営む、リペアカフェいちじくでイベントを行いました。 「薪ストーブ体験 おいしい暮らし方 &無垢の木と自然素材のある住まい」 ~薪ストーブ料理ランチ付き♪~https://atelier-nook.com/blog/2019/02/post-89.htmlとのことで、上記ブログ記事でもご案内していたように、木の家だいすきの会所属の4人の女性設計家が順に、住まいづくりに...[
続き]
最近出版された2冊の住まいに関する書籍のご紹介です。「間取り」「収納」は、家づくりを考える際の関心事トップ5は間違いないでしょう!(笑)成功する収納デザイン では、執筆協力し事例を取り上げていただいています。↑amazon購入ページしあわせ間取り図鑑 でも、アトリエ・ヌックの3軒の住まいが、間取りと写真付きで掲載されています。↑amazon購入ページ参考になるアイデアやヒントがたくさん載っています...[
続き]
昨晩は「おかずの作りおき」に没頭。金沢の実家から、月に一度くらいのペースで、荷物が届きます。父が趣味で作っている季節の野菜と、地元に出回る旬の食材を、母が詰合せて送ってくれるものです。とってもありがたいのですが、たっぷりの量の生鮮品が届くので、送られてきた日は少々焦ります。新鮮なうちに調理したり加工したり、一時では食べきれないため、傷ませないために早く手を打たないと! 今回はいつもの白菜と大根の他...[
続き]
「女性建築技術者の会」http://jogikai.com/ に所属しています。ものすごく堅い名称の会ですが中身はそんなことは無く、30代から70代までの気さくな女性設計士たちの集まりです。発足して40年以上。私も入会して30年が経ちました。 その仲間たちと、来年の週めくりカレンダーを作りました。設計を手掛けた住宅や自宅を題材に、写真やイラストを使い、17名のメンバーで53のページを作りました。 ...[
続き]
5月に入った頃、、内戸を網戸に衣替えしました!マンションのドアを開けると、玄関というものが無く、すぐそこが打ち合わせコーナーとなっているわが事務所。狭いながらもテーブルとベンチを配置して、来客の方とここで打ち合わせをさせていただいています。来客時以外には、模型作り、資料を広げての作業、ミシンかけ、子の勉強スペースになることもあり、重宝なスペースです。出入り口ドアは、マンションによくある鉄扉でした。...[
続き]
「ヤマボウシです...[
続き]
飯能の林業家で、工房・木楽里(きらり)の井上さん開催の植樹祭に参加させてもらいました。その名も「木楽林(きらりん)プロジェクト」の、キックオフイベントです。きまま工房「木楽里」http://www.k-kirari.co.jp/about/工房の目の前の高麗川を渡り、西武線の単線線路を越えてすぐの、陽当たりのよい広場が植樹地です。晴天で暖かく絶好の植樹日と思いきや、苗を根付かせるには乾燥が大敵で、...[
続き]
大地震による津波で、2万人近くの方が亡くなり行方不明となりました。日常が詰まっていた町は流され、跡形もなくなりました。7年が経ち、仮設住宅から災害復興住宅への転居が90%まで進んでいるとの数字が出ていました。大きな様々な施策が成果を生み、確実に復興が進んでいるのがわかり、ホッとします。一方、身近な人を失くし自らも住まいや仕事で暮らしのご苦労をされている方々の、ニュースや新聞を通じて知るその姿や言葉...[
続き]
構造設計家の山辺豊彦さんが、また新しい本を発刊されました。「ヤマベの耐震改修」住宅の耐震改修術を、どちらかというと実務の初学者向けに書かれた感じでしょうか。この手の本としては珍しく、多色刷りでビジュアル度高く、理解しやすそうな誌面です。以前、解説用のプランの一つを提供させていただいたことがあるのですが、この本でもそのプランを使用されているとのことで、1冊謹呈いただきました。新たな気持ちで勉強させて...[
続き]
「茶壺房」-チャフウボウという名で、紅茶の卸を営んでいる建て主Aさん。お住まいと仕事に関わるスペースの改修を、何度にも分けて行ってこられた、稀有なケースです。12年の間に、5回のリフォームを行いました。その間、年に数度は伺って何だかんだとプライベートなことも長話し、少し飲んだりもしながら「女の生き方」論を交わし、といったことを長い間続けてくると、私にとってAさんは、建て主さんでありながら、人生の先...[
続き]
大規模リノベを行った吉祥寺北町の家。引っ越されて3か月が経過し、カメラマン撮影をさせていただきました。ご夫婦ともに多忙で中学生の二人のお子さんもあり、片付けなど大変だったかと思うのですが、撮影を楽しみにしてくださっていました。カメラマンはお馴染み渡辺慎一さん。もう何軒お願いしているでしょうか。初めてお願いしたのが2012年、もう5年半になります。渡辺さんの写真は、ただの完成住宅記録写真ではありませ...[
続き]
ここ数年、年に数回訪れるようになった日光栗山の土呂部(ドロブ)地区。鬼怒川温泉よりさらに奥の、ここ戸田からは車で3時間の行程。栃木県で最も寒冷な地域です。秋のこの時期は「茅ボッチ」づくりが行われます。「茅ボッチ」とは、刈り取った茅場の茅=ススキを保存乾燥のため円錐状に束ねたもの。人々の暮らしが、自然と共にあった昔。集落と森の間には、里山がありました。ここ土呂部の里山には、何百年も前から人々によって...[
続き]
"いつもの暮らしが、もしもの支えになる" これは新しい概念である「フェーズフリー住宅」が目指す家づくりのイメージです。フェーズフリーとは、平常時でも災害時でも安心で心地よい生活を保つという考え方であり、そのコンセプトを住まいに取り入れたのがフェーズフリー住宅です。住宅も、災害対策だけに重点を置き過ぎると、重装備で高価、ややもすると閉鎖的なつくりの「防災住宅」となってしまいます。非常時の様々なフェー...[
続き]
長年(いったい何年?!、多分二十数年)続いている大平建築塾。長野県飯田市の山間に、昔大平宿という宿場がありました。伊那谷と木曾谷を繋ぐ峠に位置し、二つの谷を行き来する人が一晩を過ごした場所です。時を経て峠越えに宿泊は不要となり、エネルギー源は炭から石炭に代わり、大平宿は近代化から取り残されました。農業も林業も効率よく行えない場所で、住民への公共サービスに限界が生じ、昭和40年代に集団離村が行われま...[
続き]
夏休みをいただきました。実家金沢市への帰省を兼ねた、娘①との2人旅を敢行。下地図のように、一筆書きで各所を巡りました。娘①は18歳ながらまだ運転免許を待たないため、1150kmを、私一人での運転強行となりました(苦笑)。はじめの訪問地は長野県喬木村。昨年1月に他界した友人の墓参です。同じ郷里のご主人実家の墓所に、新しく素敵な墓石が建てられていました。手を合わせて振り向くと、遠くまで景色が広がります...[
続き]
東村山Sさんの家 に、5年点検で伺いました。庭木が大きくなり、塀やベランダの木部が色濃くなり、5年の月日を感じる落ち着きが見えています。点検箇所のリストに沿って、まずは外部、次に内部を見て行きます。外部では、木部の劣化が少し気がかりでしたが、概ね問題なし。ベランダはしっかりと屋根が架かっているだけあって、雨に濡れた痕こそありますが、木は健全な状態でした。1階デッキの方。塀の横張り杉板はお馴染みのウ...[
続き]