木の家を建てる設計事務所
大地震による津波で、2万人近くの方が亡くなり行方不明となりました。
日常が詰まっていた町は流され、跡形もなくなりました。
7年が経ち、仮設住宅から災害復興住宅への転居が90%まで進んでいるとの数字が出ていました。
大きな様々な施策が成果を生み、確実に復興が進んでいるのがわかり、ホッとします。
一方、身近な人を失くし自らも住まいや仕事で暮らしのご苦労をされている方々の、ニュースや新聞を通じて知るその姿や言葉にひきつけられます。
悲しみと苦しみを抱えつつ、それでも少しづつ歩みを進めて来られた方。
嘆きの心を抑え、気丈に前を向く方。
不明の家族を死んだと決して諦めずに、捜索をライフワークとしている方。
幾度となく心が折れそうになるのを経験し、それでも自分を奮い立たせ、ここまで来られた方々です。
これからも続く苦労に、立ち向かって行ける強い心を、たくさんの方が持ち得た。
人として、尊敬せずにはいられません。
福島では、故郷が原発事故で汚染され、戻れずにいる方々がまだ5万人(!)もいらっしゃるとのこと。
除染が進んだとのことで避難区域が解除され、「戻れる状態ですよ」との国の言葉と引き換えに、避難先の住宅支援や賠償が打ち切られる...。
戻りたい気持ちがあったとしても、子どもを連れて帰れるほど完全な除染なのか、仕事がない、住まい再建の困難、病院・インフラがない、コミュニティもない。
大切な大切な故郷でも、そんな状態で帰れるわけがなく「避難区域解除」に戸惑う人々の心を思うと、途方にくれます。
このことは、原発の無い社会をつくらなければならないことを、強く私達に示してくれています。
ホッと安らげる無垢の木の家、家事がしやすくストレスのない住まい、光と風を感じる空間、健康負荷の無い自然素材の家、セルロースファイバー断熱の呼吸する住まい、高耐震住宅の設計を得意としています。
『家づくり至高ガイド』&『住宅リフォーム至高ガイド』(エクスナレッジ刊)その他、住宅に関する執筆多数。
新築・リフォームのご相談、土地探し、耐震診断、既存住宅調査など、小さなことでもお気軽にお問合せ下さい。
埼玉の木と、アトリエ・ヌックの家づくりをもっと身近に感じていただけるよう、
カタログ「心地よい木の家を」を作成いたしました。
ご希望の方には、無料でお届けしますので、お気軽にご請求ください。