木の家を建てる設計事務所
埼玉県内で産する手工業品や材の中には、住まいづくりに生かせる製品があります。
中でもアトリエ・ヌックがお薦めする建材をご紹介します。
国の重要無形文化財・ユネスコの無形文化遺産に登録されている「細川紙」は、埼玉県の小川町と東秩父村の手漉き業者によって、受け継がれる伝統和紙です。
国内産のコウゾ(クワ科の植物)だけを原料とし、伝統的な製紙用具を使用するなど厳しい要件を満たして漉かれる和紙で、丈夫でけば立ちにくいのが特徴です。
古くは商家の帳簿など記録用の紙として多く使われました。
都幾川町、小川町、越生町など、木材産地に近い地域で質の高い木製建具や家具が作られてきました。
無垢の木材を使ったオリジナルの建具は、木造住宅の魅力を引立てる、無くてはならない部材です。
伝統に則った確かな技術を持つ、これらの町の建具職人・業者は数多く、木造住宅づくりを支えています。
埼玉県南西部に三富(さんとめ)と呼ばれる地域があり、屋敷と農地と平林地が一体となった区画が整然と並ぶ古くから畑作地域です。
この平地林で育ちすぎた雑木(広葉樹を主とした雑多な樹木)を伐採し建築材として使う取り組みがなされています。
伝統建材ではありませんが、広葉樹の堅牢な特質と美しい木目を生かし、階段板や幅狭の材を剥ぎ足してカウンター材にして使用します。
埼玉の木と、アトリエ・ヌックの家づくりをもっと身近に感じていただけるよう、
カタログ「心地よい木の家を」を作成いたしました。
ご希望の方には、無料でお届けしますので、お気軽にご請求ください。