木の家を建てる設計事務所
築24年の戸建て住宅。高齢のお父さんを迎えることになり、
1階部分で増築と間取り変更を行いました。
お父さんの居場所づくり、家族の集える場づくり、断熱性を上げ暖かい家にすること、
収納を整えること、自然素材の内装にすることが主題でした。
元々の1階南側、平屋であった部分を広げる形で造り替え。屋根も架け替え、梁を露わしたインテリアに。
南庭を望む。リビングの一角を土間にし、飼い犬の居場所に。ご近所さんもここから訪れることも多い。
壁・床・天井の断熱および、ペアガラスの樹脂複合サッシで高断熱化。床板は温かみのあるサワラ材、壁・天井は珪藻土塗り。
4畳大のタタミコーナーを、小上がり形式で。大きなベンチのように使ったり、ゲストの就寝コーナーにも。
小上がり下は引出し収納に。奥の部分は畳一枚が持ち上がり、寝具もしまえる大きな収納スペースに。
タタミコーナー脇の書斎コーナーは、元の押入れ。二人並んでの作業が可能な大デスク。
キッチンの対面側は壁面一杯の収納に。各所の造り付け収納により置き家具は不要に。
キッチンから道路方向を見る。左手が父室への出入口。正面勝手口を出ると外は格子塀で囲まれたサービスヤードに。
父室。4畳の中に衣類・寝具収納、ベッド、テレビ台が効率よく収まるつくり。
玄関は廊下・階段ホールから引き戸で隔てて独立した空間に。収納とベンチを造り付け。
格子で囲ったサービスヤード。格子の一部がドア状に開閉し出入りできるつくり。
改修前の居間
改修前の玄関