木の家を建てる設計事務所
増改築を繰り返してきた築70年を超す木造家屋。息子さん家族との同居が決まり、
使っていなかった2階部分を 独立した住居に造り替えることに。
併せて、障害を抱える夫人が生活しやすいよう、1階部分にも大幅に手を入れました。
耐震補強は、耐震壁の設置だけでなく、ベタ基礎の新設、2階床を水平構面として固める、屋根桁レベルもロフト床で固めるなど、大体的に行いました。
2階息子さん世帯のLDK。上部板張りの奥はロフト。
左手格子戸の向こうはサンルーム(室内物干)
手前がダイニング、正面がリビング。奥には書斎コーナーが見える。
勾配天井部分には、既存の梁、それを補強する新設梁を共に露わした。
食堂からキッチン→パントリーを見る。パントリーから右はクローゼット、左は脱衣所に通じる。
手前右は、跳ね上げ式配膳台をたたんだ状態。
清潔感あふれるホワイトのキッチン。コンロプレートも白のホーロー製。
サンルーム(室内物干)。夜の洗濯時、雨の日、梅雨時、花粉の季節に重宝するスペース。
ロフトへの階段。1階から2階への階段上に位置するため、閉塞感を感じないようストリップ階段とした。
子どものプレイスペースとなるロフト。屋根北面に天窓を切り、通風と明るさ確保。
ロフトから見下ろすリビング。白い空間に濃茶の梁が映える。
1階、親世帯の寝室兼居間。細かい間仕切り壁を構造を整理しながら取り払い、南北通しの空間に。
隣室は娘家族の帰省時などに使用するための予備室として整えた。
玄関への動線中避けられない段差は、蹴上を小さく踏面は広く取り少しでも安全に。
2世帯共用の玄関。左手は親世帯の居間へ、階段は子世帯へと。靴入れと納戸も共用。
玄関土間は広く取り、夫人の靴の脱ぎ履きのためにベンチも設けた。シューズクロークも2世帯共用。
改修前の1階
改修前の2階