木の家を建てる設計事務所
売り建てで購入した建物の、1階と2階の機能を入れ替えたリフォームです。
暮らし始めてから諸々の不具合を感じて、9年目で改修に踏み切りました。
日当たりが悪く食卓を置くスペースもない1階のLDK。夜寝るだけにしては余分に広く日当たりのよい2階。設備や構造の課題をクリアし、入れ替えが実現しました。
併せて床・天井・開口部の断熱も強化し、次世代省エネルギー基準を満たすレベルまでに。
元の2階寝室+クローゼットを、LDKに造り替え。
床はそのままに、壁・天井はビニールクロスを止めシラス壁に。
奥のリビング、手前のダイニングと、それぞれ程よい広さを得られた
廊下であった部分もLDKの区画に取り込み、広がりを確保し、間仕切り壁を利用した本棚も設置。
孤立感の強かった右手の個室も、LDKと直接つながり、子ども部屋とすることが可能に。
食堂とつながるデッキ。以前は洗濯物を干すだけの場であったが、リフォーム後は「外ごはん」のできるデッキに。
全ての窓に樹脂製ペアガラス入りの内窓を設置。
既存のキッチンキャビネットを1階から移設。排気とスペースの関係上、壁に面したレイアウトに。
キッチンの食卓と面する部分には配膳台と収納を造り付け。引出し式の食器戸棚と、奥は家電収&ゴミ箱置き場。
既存のドアを移設し、LDKエリアを階段ホールと区画した。延長線上にキッチンの回遊動線。
元の1階LDKは寝室に。対面キッチンの開口を塞いで棚に。
元のキッチンはクローゼットに。キッチンでは使いにくかった吊戸棚はそのまま残し小物収納に。
寒さ対策で、底冷えのする玄関を引戸で区画。
閉めた状態
改修前の1階LDK