木の家を建てる設計事務所
15年住んだ戸建ての分譲住宅。耐震性や断熱性はある程度満たされている建物でしたが、
生活の上では、諸々の暮らしにくさを感じながら過ごしていました。
子育てと家事のしやすい間取りへ改修し、新建材ばかりの内装を自然素材で造り直すリフォームを行いました。
適した向きと勾配に2階屋根を架け替え、4.8Kwの太陽光発電パネルを設置しました。
畳敷きの茶の間と食堂をつなげ板張りのリビングに変更。
ビニールクロスだった壁・天井は漆喰に、合板フロアは杉の無垢フローリングに張替え。
新たに造り替えた対面キッチンはへは、左右どちらからも出入りできる回遊型に。
正面縦格子は、廊下との間仕切りを取り払いその代わりに設けた耐震壁。筋違と同じように横からの力に対抗する
食堂脇、出窓を改造して作ったデスクコーナー。家庭事務に、子どもの宿題にと活用価値大。
キッチンから見る。玄関へ、洗面所へ、2階への動線が以前よりスムーズに。
広すぎた廊下を仕切り直して設けた、飾り棚、階段下収納室。
居間から、玄関前を通して和室入口を見る。二階ホール床からのトップライトで明るい
和室は畳部分を8畳から6畳に減らし、押入れを広げ納戸を設けた。床の間部分に南北の通風小窓。
洗面所も自然素材の内装に。和室の通風の中継場所でもある。
上り勝手の南北を変更しストレートに付け替えた階段。それにより、洗濯機→階段→ベランダへの最短動線が実現。
階段付け替えによりゆとりの生まれた2階廊下に、一面の本棚を設置。吹抜けだった南側がホールとなり、室内物干し場に。
二つの個室をつなげ、明るく風通しのよい空間に。将来は二人の子どものために家具で仕切る。
木製のドアを斜めに張出し、少し増築した玄関。両サイドに収納を取りコンパクトでもすっきりした場に。
地域の高度制限内で、最大に屋根南面を拡大し、太陽光パネル25枚を設置。
改修前の内装