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居心地のよさを求めて

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あなたが理想とする住まいを思い浮かべてみてくださいどういう場面が浮かびますか。どんなシーンが浮かんだにしろ、そこにはあなたや家族が笑ったり、くつろいだりする姿が見えるはずです。

家づくりに託す思いはいろいろでしょう。

しかし、親子が自然にふれあえる家にしたいと思うことも、お年寄りが、体が不自由でも自立した生活を送りたいと思うことも、それもこれも、突き詰めていけば、居心地のよさを求めてのことに他ならないと、言えるのではないでしょうか。
 
暮しの中のどういう場所で、又は場面で、心地よいと感じるかを、家族で話し合ってみてください。家族といえども、居心地のよさの定義は皆違うでしょうから、面白いはずです。

連続して営まれている生活をなぞってみると、意識していなかった「快適」や「不具合」が発見でき、これが居心地のよさ・悪さの認識につながることもあります。  

それは単に雰囲気がいいとか、座り心地のよいソファがある、といった表面的なことにとどまりません。ここに立つと、よい景色が見える場所があるとか、降る雪を窓の外に眺めながら、火燵にあたるとか、春先に陽光を浴びながら、昼寝のできる縁側があるとか、屋根裏部屋に寝転んだら、星の見える天窓があるとか、家族が揃って食卓を囲む時が一番ほっとするとか、家に一人ぼっちだと、逆に居心地が悪く感じるとか、夜遅く帰ってきた時の玄関の明かりが嬉しいとか、きりがないほどあがるかもしれません。  

人によってもさまざま、その時々の気分にもよるし、また成長し齢を重ねても感じ方は変わってくるでしょう。季節によっても違うと思います。  

この心地よさについて話し合ったことを、家づくりに生かすことができれば、すばらしいと思います。  

家づくりは、単にハードの問題として捉えるのではなく、そこで繰り広げられる暮しに焦点を当てることが大切です。居心地のよい暮らしが、ひいては家族が健康に仲良く安心して暮らせることを意味します。家は心地よさを収める器でなくてはならないのです。

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