木の家を建てる設計事務所
越生町の山田建具店さんには、もう20軒近くの住宅で木製建具をお願いしています。
我々が手配まで行う施主直営工事でない場合も、工務店さんにご紹介するなどして、お願いすることが少なくありません。
山田さん、会話しているときの軽いノリとは違い、意外に職人気質で、こちらの無理難題に、絶対出来ないとは言わずに応えてくれるのです!
越生の工場にも何度も伺っていて、ストックしている材料や加工機械なども凡そわかっている点も安心です。
戸田の家でも、玄関ドアに始まり、木製の建具・家具は山田さんの手によります。
建具工事の一歩目は、大工さんが室内の枠を付け終えた後での現場採寸です。
寸法を持ち帰り工場で、2~3週間をかけて制作をします。
戸田の家では、造り付けの家具を先行して制作・設置いただきました。
家具は、壁仕上げや設備機器、電気や照明との絡みがあり、家具設置後に他の工事といったケースがあるためです。
それに対し、建具はそういったことが少ないため、他の仕上げ工事が終わってから、一挙に搬入設置となります。
建て込み、と一言で言っても、現場での作業は種々あります。
玄関ドアの建て込み。
カンナ片手に、微妙な寸法合わせを行います。
ハンドルや錠など金物設置
アクリルパネルのコーキング
引出しの前板の寸法調整
障子紙貼り
他にも引戸レールの敷居への埋め込みや、折戸レールや丁番の取り付け、戸当たりや設置やラッチの堀込など、カンナ、ノミ、ドライバー、サンダーなど、まあ、たくさんの道具を使う作業です。
付随する作業もあり。
助っ人で、ガラス屋さんとペンキ屋さんも登場です。
引違の框戸に入るアンティーク風の型ガラス入れは、須藤硝子さんの手によります。
いつものコンビで山田さんとは息ピッタリ。
フラッシュ戸のペイントも山田さんの仲間の職人さんが現場塗装。
玄関ドアと靴入れ
靴入れ扉の手掛けディティールに注目!
玄関/廊下の引違戸
縦太格子の間仕切り障子。広幅!
子ども室出入口+クローゼットのフラッシュ戸
折戸と引戸の組み合わせなり。
トイレドア
明かり取りのアクリル棒は特注し、山田さんに在庫してもらっています。
タタミ下、キャスター付引出し
紹介が最後になりましたが、、、。
山田さんが頼りにしている(?)お弟子さんは、このとおり女性です!
木工を学びたいと山田さんの元で修行中の大島さん。
女性の視点を生かした建具・家具づくりを目指し、山田さんにどやされながらも日々奮闘中です。
ガンバレ!
これからもよろしく。