木の家を建てる設計事務所
Sさんが家を建てようと購入された土地は、道路に面する間口が狭く奥行きの長い、細長狭小敷地でした。
設計打合せのはじめのころ、S夫人には健康不安があることをお聞きしました。
家におられる時間が長いS夫人が、ストレスなく少しでも快適に過ごしていただける住まいをとの思いで設計・監理に取り組ませていただきました。
Sさんご家族の幸せは、夫人が健康で明るく居られてこそ!との思いです。
利便性のよい環境なので車は待たないとのことでしたので、敷地前面を駐車スペースに割かずに済みました。
建物が庭をコの字に囲む南北に長いプランにより、プライバシーを保ちながら、風通しの良い明るく暖かな住まいが実現しました。
新しい家での生活が始まって10か月。
家づくりを考え始めた頃からのことを振り返って、感想をいただきました。
こちらで設定した質問全てに、丁寧に気持ちを書いてくださいました。
●今のお住まいを人に紹介する(自慢する)としたら、どんな家、と言いますか?
ズバリ「住んでいるうちに健康になれる家」です!また、なかなかお目にかかれない漆喰の壁やリビングから四季を感じさせてくれるヤマボウシが見えるところなどが 自慢ポイントです。
●家を建てて、或いはリフォームをして、変わったこと、叶ったこと、よかったことは?
心の底から「遊びに来てね」と言えるようになりました(笑)
あと、猫が飼えるようになったこと。そして 私は持病(脳血管障害)を抱えているので「夏 涼しく、冬 暖かい家」に住む事が出来て、本当にありがたいです。
●住んでみて、住み心地はいかがですか? 気に入っているところをあげてください
ホンモノの木、漆喰、上質な畳に包まれて、毎晩ぐっすり眠れます。
そして長年狭いキッチンでイライラしていた私ですが、今は広さもありとても使いやすいので、料理が楽しくなってきました♪
また、憧れのパントリーや本棚もあり、何がどこにあるのかひと目でわかるのが嬉しいです。
「この家の気に入っている部分」ですがーー
木の肌触りが優しく、裸足で歩くと気持ち良いのはもちろんの事、掃除もなんだか楽しいです。
なんといっても小上がりの部屋がお気に入りです♪ 障子、ふすま、畳、漆喰の壁、本棚、、とても贅沢な空間です!空気が綺麗な感じ!下の息子がしょっちゅうゴロゴロしに来るので、居心地が良いんだと思います。ふすまの和紙?を選ぶのにあれこれ悩み大変でしたが、今では良い思い出です。
遊びに来る人に「木のいい香りがするね」とまず言われます。
そして2階リビングは「広いね」と、、。小さな家なのですが、広く感じるように設計してくださいました! 床に寝そべっている猫が、とてもとても幸せそうに見えます。
●国産木材、自然素材を使った理由はなんですか?
私が結婚した頃(30年前)は「私のカントリー」という雑誌が流行っていて、輸入住宅や輸入家具がイケてると思い込んでいました。その後、「日本の高温多湿の気候には、輸入木材は適さない」ということを目にするようになりました。
「いつか 家を建てる時のために」と、色々な本を読んでいるうちに、環境評論家の船瀬俊介の著書『コンクリート住宅は9年早死にする』や、『日本の家はなぜ25年しかもたないのか?』を読み、「ビニールクロスを使わない、自然素材で造った家に住みたい」と思うようになりました。
また、「地産地消」「身土不二」という言葉も好きですし、森林が広がる日本に住んでいるのに 輸入木材はあり得ない、、と思うに至りました。
●家づくりに参加した!という感覚はありましたか?(あるとしたら、どんな場面で?)
あります!
毎週のように新井さん勝見さんが 丁寧に説明してくださり、細かい希望も聞いてくださいました。
間口の狭い家なので 大変だったと思いますが、例えば「リビングから風にそよぐ木の葉が見たい」「ガラス戸の付いた飾り棚が欲しい」「ちゃぶ台をサッと仕舞える場所が欲しい」などなど、、。普通の住宅メーカーだったら こちらの希望も何もきいてもらえないと思うので、「家づくりに参加した感」が、しっかりあります。
●設計中や工事中の印象に残った思い出やエピソードはありますか?
アトリエ・ヌックさんの作品である杉並のお家や当麻さんのお家を見せてもらい、あまりにも素敵でワクワクしたのを覚えています。
あと、大工さんが手際よく作業しているのを拝見し、今更ながら「大工さんてカッコいい!」と思いました(笑)廊下の本棚の高さを直してもらった時も サクサクとやって下さいました。
あと、「壊れているけれど 捨てられない鏡台の椅子」も向井さんにあっという間に直してもらっちゃいました。本当にすごいです!
●設計者に、設計監理を依頼した理由は?依頼してみてどうでしたか?
その昔は、テレビのCMで流れている〇〇ホームや〇〇ハウスで家を建てるのが夢でした。ところが、本屋さんの立ち読みで「CMに出ている住宅メーカーは、CM代、展示場の維持費、営業マンの給料が その家の価格に含まれているから割高になる。工場でカットしてきても、良い大工さんに当たる保証も無い」というのを目にし、よく考えたら当たり前だけど ハッとしました。そして、「大手だから良いわけじゃない、自分で探さなければ」と思うようになりました、、。
そして、船瀬俊介の本の登場です(笑)
自然素材であること、そしてどうやら断熱材はセルロースファイバーというものがいいらしい、、。そこで、セルロースファイバーを扱う山本順三さんの本に辿りつきました。
ゼットテクニカの体験館にも足を運び、もうセルロースファイバーの家を建てる気持ちが固まりました。
そしてそして!
ゼットテクニカのホームページから アトリエ・ヌックさんを知ったのです(説明が長くてスミマセン)ゼットテクニカのホームページで紹介されている中で アトリエ・ヌックさんが一番素敵な家を造っていたのと、『家づくりの本』も出版されていて、読んでみて「ここに頼めば間違いはないだろう(⬅︎偉そうでスミマセン)」と確信したからです。
依頼してみて、、
もちろん、大満足です!
重複してしまいますが、細かい希望も快く叶えてくださり、私たち素人にもわかりやすく説明してくださり、より良い提案をしてくださったので 本当に心強かったです!
新井さん、勝見さん共お人柄が良く、なんでも質問が出来て 、、そういったところもアトリエ・ヌックさんを選んで良かったと思えるところです^_^
●将来に向けて、あなたはこの家とどのようにつきあっていきたいですか?
この家を、家族の一員として付き合っていきたいと思っています。
ホッと安らげる無垢の木の家、家事がしやすくストレスのない住まい、光と風を感じる空間、健康負荷の無い自然素材の家、セルロースファイバー断熱の呼吸する住まい、高耐震住宅の設計を得意としています。
『家づくり至高ガイド』&『住宅リフォーム至高ガイド』(エクスナレッジ刊)その他、住宅に関する執筆多数。
新築・リフォームのご相談、土地探し、耐震診断、既存住宅調査など、小さなことでもお気軽にお問合せ下さい。
埼玉の木と、アトリエ・ヌックの家づくりをもっと身近に感じていただけるよう、
カタログ「心地よい木の家を」を作成いたしました。
ご希望の方には、無料でお届けしますので、お気軽にご請求ください。