木の家を建てる設計事務所

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フェーズフリー住宅シンポジウム 開催されました。

2017/09/11

"いつもの暮らしが、もしもの支えになる"

これは新しい概念である「フェーズフリー住宅」が目指す家づくりのイメージです。
フェーズフリーとは、平常時でも災害時でも安心で心地よい生活を保つという考え方であり、
そのコンセプトを住まいに取り入れたのがフェーズフリー住宅です。

住宅も、災害対策だけに重点を置き過ぎると、重装備で高価、ややもすると閉鎖的なつくりの「防災住宅」となってしまいます。
非常時の様々なフェーズ(災害予知→危険発生→被害評価段階→災害対応時→復旧段階)において、いろいろと役に立つような工夫がありながら、その工夫が普段の暮らしを楽しく快適にするためのつくりでもある。
そんな住宅があるのではないか?、
・毎年何らかの大きな災害が多発する日本で、安全な住まいは絶対に必要
・けれど、普段の暮らしが窮屈になったり、快適さに欠けるのは困る
・普段、住んでいる人は災害のことを意識せずにいても、いざという時に役に立つ住まいを、住宅をつくる側が考えておくことができれば...

多くの方々とこのコンセプトを共有し、みんなでフェーズフリー住宅のあり方を考えて行こうとの思いから、
NPOフェーズフリー建築協会http://phasefree-a.or.jp/が立ち上げられました。
私(アトリエ・ヌック/勝見)もこの活動に参加しています。

今年第1回目の「フェーズフリー住宅デザインコンペ」を開催し、全国からたくさんの作品応募がありました。
その中から、意義のある提案のあったもの、新たな視点を示してくれたものなどを選び、発表の場を設けたのが、表題のフェーズフリー住宅シンポジウムです。

シンポジウムポスター(A2)_01.jpg

審査員の名を冠した各賞の授賞者4名と審査委員が登壇し、「フェーズフリー住宅」の捉え方、思い、今後について議論が行われました。
それぞれの地域で暮らし、初めて顔を合わせる参加者でしたが、みな平常時と非常時の境界を乗り越える住まいのあり方について、深い思いを持っていらっしゃることに、協会一同、感銘を受けました。

IMG_1622.JPG

今後、協会のホームページの方で、提案に解説を加えながら応募作品を皆さんに見ていただけるようにしていく予定です。

「フェーズフリー住宅」。この考え方が広く認知されるようになることで、日本の住まいの質がさらに高まっていくことことが願いです。



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