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断熱工事

断熱は、セルロースファイバーの吹き込みで行います。

大工工事の進捗に合わせ、通常、床→屋根→壁の順に断熱施工を行います。

吹き込みを行う前に、慎重に済ませておかなければならないのが、電気配線とコンセントやスイッチのボックス設置、床下や壁中の設備配管です。
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セルロースファイバーを吹き込んだ後では、配管・配線の追加ややり変えは容易ではありません。

まずは床の2重シート張りから。
根太の下、90cm間隔に配している大引と大引の間に、下の透湿シートを張り渡します。
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次に上のシート張り。これで断熱層の厚み100mmが確保されます。
床板を張る直下部分なので、強く吹き込んだ際でもシートが伸びてしまわないよう、ピンと張って根太の側面に留め付けます。
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この上下2枚のシートで囲われた袋状の部分に、セルロースファイバーを吹き込みます。


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車に置いたファイバー材を、コンプレッサーを使って圧送、ホースを自在に使う職人さん。
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吹き込み終わりは、羊毛断熱材を丸めてシートに開けた穴を塞ぎます。
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きれいに吹き込め、いい張り具合。


次は屋根部分の施工です。
天井の形状が屋根なりの勾配で、屋根野地板と天井板の間がが断熱層となります。
タルキ成+野縁を二重に組んで、厚み180mmを確保します。
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野縁下端にシートを張り、吹き込み。
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屋根⇔壁の断熱連続性を確保するため、屋根面とつながる壁の一部(妻の△部分)は同時に吹き込んでしまいます。
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壁の吹き込みは、シートのみ張っておき日を改めました。
外壁側のラス板+透湿防水シート+ラス網張りまでを終えてからでないと、圧のかかる吹込みが行えないためです。
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外壁部分は大壁となるので、柱の太さ120mmがそのまま断熱層の厚みとなります。
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今回もかなりの密度で吹き込み完了。
この張り具合が沈下防止を担保します。

これで躯体断熱に関しては、次世代省エネ基準をクリアしています。

屋根・壁から来る放射熱が抑えられ、断熱工事完了と同時に室内環境が一変しました。
毎日ここで作業する大工さんにとってもやっと一息。
断熱の重要性を、身をもって感じます。

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