木の家を建てる設計事務所

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フェーズフリー住宅デザインコンペ

2018/02/08

私勝見も理事として参加している特定非営利活動法人・フェーズフリー建築協会によるコンペ、
「フェーズフリー住宅デザインコンペ」を今年も開催します。
1月17日より応募登録を開始しており、ここでも告知いたします!


「災害時」でも「平常時」でも、安心して暮らせる住まい
  ~いつもの暮らしがもしもの支えに~



これがフェーズフリー住宅のキャッチフレーズです。


「フェーズフリー」という言葉を初めて聞くという方も少なくないと思いますが、
その意味するところは、平常時と災害時の区別をなくし、どんな局面(フェーズ)でも、、、
<役に立つ><快適><使いやすい><使える>といったつくりや役割・性能を持つことです。

その概念を住まいにも取り入れようとしているのがフェーズフリー住宅です。
普段の生活の質を上げたり支えたりしている性能や特徴、設えや工夫が、そのまま災害時のフェーズでも役に立つことで、
日々の暮らしの中で住み手の防災意識が薄れてきていても、もしもの時に住まいが助けてくれるとしたら、こんなに心強いことはありません。
我々住まいを考えたり供給したりする側が、住まいをつくる段階でその概念「フェーズフリー」を盛り込んだプランニングをしていくことで、それを実現することができるのです。

どんなつくりがフェーズフリーなのか、災害時にはどんな住まいであることが求められるのか、災害時に起こることを想像してみることが普段の暮らしに気付きをもたらすのではないか、などを多くの方々と一緒に考えていくことを目指してのコンペです。

災害時と一言で言ってしまうと漠然としがちですが、実は時間軸で以下の5つのフェーズに分けて考えることができます。
1.災害予知・早期警報:危険の接近をすばやく察知する
2.災害発生:危険から安全に逃げる動線を確保する
3.被害評価:住まいの被害状況を把握する
4.災害対応:救助・救出の際の逃げ道を確保
5.復旧(被災時の生活):非常時にも自立した暮らしを維持
普段の暮らしを支える何かが、これらそれぞれのフェーズにおいて、住まい手の命やその後の生活を守る何かとなる。
というふうに考えていただければと思います。

昨年初めてのコンペを開催し、50点以上の作品応募をいただきました。
4名の方が審査員賞を受賞し、ほか10組の方が入選され、その作品や講評は協会HPで詳しくご覧いただけます。
→デザインコンペ2017審査結果http://phasefree-a.or.jp/compe2017/jusyou

今回は、住宅そのもののデザイン案だけでなく、住まいに関わるインテリア・プロダクト・エクステリアのフェーズフリーデザインも、部門2として募集しています。
「普段の暮らしを豊かにしてくれる〇〇なものが、災害の時にこんな風に役立ちます」といったアイデアは、設計やデザインのプロではない人の生活実感からも生まれるはず。
エントリーして、4月14日の締め切りまで日々の暮らしから想像を巡らせてみてください!
→エントリーページhttp://phasefree-a.or.jp/compe2018

フェーズフリー住宅デザインコンペ2018 チラシ・表裏.pdf



埼玉県戸田市で木の住まいづくりに取り組んでいる、建築士夫婦の設計事務所です。

ホッと安らげる無垢の木の家、家事がしやすくストレスのない住まい、光と風を感じる空間、健康負荷の無い自然素材の家、セルロースファイバー断熱の呼吸する住まい、高耐震住宅の設計を得意としています。
『家づくり至高ガイド』&『住宅リフォーム至高ガイド』(エクスナレッジ刊)その他、住宅に関する執筆多数。
新築・リフォームのご相談、土地探し、耐震診断、既存住宅調査など、小さなことでもお気軽にお問合せ下さい。

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